SILIS

OUR PROMISE 〜「5つの約束」が支えるサイリス・ウェイ〜

自ら創造し、提案できる“縁の下の力持ち”でありたい

私たちは、「5つの約束」と名付けた行動指針を大切にしています。
新しいサービスやソリューションの源泉は、ここにあると、私たちは考えています。

  • Win-Win-Win

    思いやりと共感をもって行動する

  • 人財

    フェアであることがサイリスの資産

  • 最適解

    どうしたらできるかを考える

  • プラットフォーム

    変化を創り出す

  • あたりまえ

    やり続けていくことで価値を創造

KEYWORD 〜サイリスを知るためのキーワード〜

  • お客様の「未解決」を「解決」する

    サイリスでは、全国に広がる自社支店とパートナー・ネットワークをバックグラウンドに、女性中心のキメ細やかで思いやりのあるオペレーション・チームが、これまで数々のお客様からの要望や課題にお応えしてきました。
    オペレーションのモットーは、「あたりまえ」をあたりまえに実践すること。お客様はもちろん、パートナー企業ともウィンウィンの関係を築き、様々な課題を乗り越えながら蓄積してきたノウハウをもとに、お客様が抱える多様な「未解決」を「解決」へと導きます。

    パートナーネットワーク/
    パートナー企業の募集

  • 思いを行動に変える人財

    「お客様を好きになる」から始まる。好きになるからこそ、一生懸命になれる。サイリス、そしてサイリスのパートナー企業では、一人ひとりが「お客様の役に立ちたい」という思いを行動に変え、確かな成果=「喜んでいただくこと」につなげることを、何よりも大切にしています。

  • 進化するビジネスモデル

    お客様の期待に応え続けるためには、ビジネスモデルを進化・発展させていくことが不可欠です。サイリスでは、これまで誰もが普通だと思っていたサービスを、既成概念や業界の常識に囚われることなく、お客様のニーズに応じた形にカスタマイズして提供することで、新たな価値を生み出し続けていきます。

HISTORY 〜受け継がれる創業のスピリット〜

  • 1993年、銀行マンだった現社長・長尾宏によって創業されたサイリス。まったく未知の分野であったが故に、既成概念にとらわれることなく、サイリスは次々と新しいサービスを生み出し、革新的ともいえるビジネスモデルを確立することとなった。

    1993年〜:ゼロからのスタート

    銀行を退職し、偶然携わることになったビル清掃という仕事。作業服を着て床のモップがけをする日々の中で、長尾は「この業界なら工夫次第で新しいビジネスを創造できる」という思いが湧き上がってきた。

    1993年、サイリス創業。当初は大手が嫌う細かい清掃の仕事に取り組む日々だったが、やがて転機となる案件が飛び込んできた。それは、まだ多くの人が働いているオフィスビルの夜間清掃という仕事だった。

    長尾は一計を案じ、清掃スタッフに女子大生のアルバイトを起用。テーマパークを意識した揃いのユニフォームでビルへ送り込んだ。この“魅せる清掃”は評判を呼び、後にビル全体の受注に至る。

    サイリスは、その後、いわゆるビル管理、清掃管理で成長を続けていく。

    [証言]大切にしたのは「普通の感覚」

    ただ決められた作業をこなすのではなく、サイリスは、お客様目線での付加サービスと誠実な対応を心がけてきました。大切にしたのは「普通の感覚」。つまり普通の人がして欲しいと思うことをサービスにつなげることで顧客を開拓していったのです。

  • 1996年~:難題から生まれた気づき

    サイリスは、その後の方向を決定づけるプロジェクトと出遭う。

    それは5,000店舗に及ぶコンビニチェーンのメンテナンス作業。店内清掃で使用するモップ専用の洗濯機を取り付け、既存のシンクを撤去するというものだった。当時サイリスのスタッフは10人足らず。しかも納期は2ヶ月。常識的には不可能といえる仕事だった。

    サイリスは発想を変え、従来とは違う手法で、この仕事をやり遂げた。プロジェクトのパートナーに、電気や水道の技術者を擁する会社ではなく、引越し業者を選んだのだ。そこには「洗濯機やシンクを運ぶには多くのトラックが必要。通電や通水の作業は少し訓練すれば誰でもできる」という読みがあった。

    サイリスは、綿密な工程管理を行い、マニュアルを作って作業を標準化した。コストは人が動くことによって発生する。そこで作業効率を高め、作業に従事する人の数を最小限にしたのだ。

    このプロジェクトで、サイリスは「コンビニ=多店舗」という市場に気づく。1件1件のビジネスは小さくとも、チェーン単位で考えれば何十倍、何百倍にもなる。それはサイリスが独自のマーケットを切り開いていく第一歩となった。

    [証言]全員がベストを尽くした

    サイリスの女性スタッフは、本プロジェクトの現地施工スタッフのために店舗周辺のロードマップを作成し、店舗を廻る順番や道順を細かく記入し、毎日手渡していました。5,000店舗分です。後にあるスタッフは「あれほど分かりやすい指示をしてくれた会社は他になかった」と回想していました。

  • 1998年~:仕組み化への挑戦

    コンビニなど多店舗ビジネスを展開する企業に着目したサイリス。当時、店舗メンテナンスの合理的な仕組みがなかった業界へ向けて、サイリスは店舗の清掃を中心に、修繕や消耗品の販売といった多様なサービスメニューを一括して提案していった。

    一方でサイリスは、全国に店舗を展開するお客様の様々なニーズに応えられるよう、多種多様な業種の協力企業を募り、組織化していった。それはやがて、現在のパートナー企業ネットワークへと成長する。

    こうした独自の取り組みにより確立されていったのが、店舗の維持に必要な各種メンテナンスをマニュアル化・パッケージ化し、店舗におけるハード面の管理をワンストップで実現する「トータルメンテナンスサービス」であった。それはサイリスが開発した新しいビジネスモデルといえるものだった。

    サービスメニューも一気に増えた。冬季の除雪、タオル・ユニフォームのクリーニング、資源ゴミリサイクルの斡旋・・・、数えあげたらきりがない。それはお客様の要望や課題に応えた結果でもあった。また、この頃、大手書店からの業務委託により図書館運営受託事業もスタートした。

  • 1999年~:組織の拡充

    サイリスはお客様のニーズに応え、従来にない仕組みを構築することで、自らがイニシアティブを発揮できる市場を切り拓いていった。

    そんな折、東京都から中小企業創造活動促進法に基づく、創造的事業活動企業としての認定を受ける。もちろんトータルメンテナンスが認められてのものである。その後、中小企業庁、中小企業金融公庫からも同様のお墨付きを得た。

    サイリスの組織拡充も急速に進んだ。2001年の大阪支店を皮切りに、札幌支店、仙台営業所、福岡支店・・・と、全国に拠点を開設していった。

    業務の拡大も進む。2001年には一般労働者派遣事業者許可を取得し、人材サービス事業へ進出。また、メンテナンスサービスを通じてお客様と信頼関係ができると、お客様からの要望も高度化し、現場サービスだけでなく、バックヤード業務全般の管理業務やソリューションサービスへと業務も拡大していった。

    [証言]「ありがとう」がモチベーション

    サイリスは、お客様の要求に応えることで成長を遂げてきました。お客様に「ありがとう」と言っていただけることがこの仕事の意義であり、それがなければモチベーションは続きません。お客様に喜んでいただいているという実感が持てる。それが私たちの仕事です。

  • 2011年~:自然に「ありがとう」が聞こえてくる企業体であり続けるために

    現在、私たちは、大きな転換期を迎えています。
    私たちを取り巻く環境、すなわち、社会が直面している環境問題や少子高齢化といった問題に対応していくためには、限られた経営資源を有効に活用していくことが不可欠です。
    サイリスのお客様は、ドラッグストアやディスカウントストア、その他専門店などの小売店だけでなく、学習塾や介護施設など、多拠点ビジネスを展開する幅広い業種へと広がり、サイリスの活動を支えてくれるパートナー企業の数は全国に2,500社を超えました。

    サイリスは、「社会の要請に応え、新しい価値を創造し、社会に還元する」という姿勢のもと、独自のパートナー・ネットワークやオペレーション・ノウハウを活かして、お客様が展開する施設の省エネ化支援や廃棄物管理、また、お客様の課題を経営レベルから解決するBPOソリューションといったサービスも推進しています。

    さらに、これまでの現場請負型ビジネスからオペレーション・マネジメント型ビジネスへ、サイリス自らが課題解決のプラットフォームとなり、ターゲット市場やアウトソーシング領域を拡大させています。
    具体的には、空調機メーカーや照明メーカー、多拠点展開企業の法人営業部門と連携し、お客様への販売強化を図るとともに、連携先企業のお客様に対して、サイリスのサービスを拡販するというものです。また、多拠点展開企業の法人営業部門サポートとして、法人営業部門が受注した工事や納品等を一括して受託するサービスを開始しています。

    これまで私たちは、お客様や社会のニーズに応えるため、既成概念や業界の常識に囚われることなく、ビジネスモデルを柔軟に進化・発展させ続けてまいりました。これからも将来にわたって、常にお客様や社会からの期待に応えられる企業であるために、2013年11月には、創業以来のお客様への想いや仕事へのスタンス等を明文化し、「企業理念」と「行動指針(5つの約束)」を定めました。

    「地味で目立たなくとも、自らの知恵と努力で社会に貢献できる仕事がしたい」との想いを抱き、ゼロからスタートして四半世紀。
    サイリスは、お客様からも、自分たち自身からも、そして私たちを取り巻く全てのひとたちからも、自然に「ありがとう」が聞こえてくる企業体であり続けてまいります。

創業物語